今日は、Sidekiqの開発者であるMike Perham(マイク・パーハム)について紹介したいと思います。Rubyのエンジニアであれば、非同期のジョブ処理においてSidekiqを使ったことがある、もしくは名前を聞いたことがあると思います。
Sidekiqとは
このSidekiqを開発しているのは、Mike Perhamという1人のエンジニアです。SidekiqはOSS(オープンソース)なので無料で使うことができますが、より高機能で大規模なシステムで使う場合には、有料のサブスクリプション(定期課金)プランとして「Pro版」「Enterprise版」も用意されています。
基本的には無料で使えるのですが、有料のプランも用意されているということです。
一人で年間100万ドル規模の会社を経営
そして驚くべきことに、このPro版・Enterprise版によって、Mike Perhamは年間100万ドル規模の会社を一人で経営し、稼いでいるのです。
最初はオープンソースとして公開していたものの、継続的に機能を開発・改善していくにはやはり収益が必要だということで、Pro版、そしてEnterprise版を用意したという経緯があるようです。
オープンソースで良いソフトウェアを作れば、エンジニアが1人、自分自身だけで——いま日本でも流行っている個人開発から始めて——これだけの収益を上げられるということなんですね。
マーケティングなしでも認知は広がる
そして彼はもともとブログなどを書いていて、それなりの認知度はあったようなのですが、このSidekiqに関しては、本人が言うところでは特にマーケティングや宣伝をしていないそうです。それでも、良いプロダクトを作って認知さえ取れれば、1つのプロジェクトがこれだけの規模になるという良い例だと思います。私自身も、自分の開発したシステムやアプリで生計を立てることを夢見ているので、このMike PerhamとSidekiqの事例はとても良いお手本になっています。
資金調達も社員も持たず、自分のペースで
またもう一つ、彼はベンチャーキャピタルなどから資金調達することなく、自分のペースでやっていることも特徴的です。
資金調達はせず、自分のペースでやっていくこと、そして社員を雇わず自分のペースでやることを、彼は非常に大事にしていると語っていました。詳しくはYouTubeやポッドキャストでそういった話がありますので、自分の開発したシステムで生計を立てたい、自分のビジネスをやっていきたい、起業したいという方は、1つの起業の事例として、ぜひこのMike Perhamの事例に触れてみていただきたいと思います。
エンジニアはブートストラップで起業できる
もう1つ、私がとても気になった点があります。Mike Perhamは「わざわざ資金調達などしなくても、エンジニアであれば自分1人でブートストラップ(ゼロから自己資金で立ち上げること)ができる。ゼロからシステムを開発して売り込んでいける。わざわざ人を雇って開発する必要がないから、その分だけビジネスを立ち上げやすい。それがエンジニアの魅力だ」と語っていました。
本当にその通りだなと思います。私もこれから日々コツコツと開発を進めて、自分のシステムで生きていくことを実現したいと思っています。