今までドメインをお名前ドットコムで管理していたのですが、Cloudflareに移管しました。
移行した理由
お名前ドットコムからのスパムのようなメールに辟易としていた、 UIでいちいち確認を求めてきたり、アップグレードやオプションをお勧めしてくるのにうんざりしていたからです。
なるべくお名前ドットコムを触らないように、また機能面からネームサーバーをCloudflareに変更していたので、 「それならドメイン自体もCloudflareでいいのでは?」と思っていました。
移管の前提条件
移管の前提条件ですが、以下に該当している場合、移管をすることができません。
1.該当URLより不承認処理が行われた
2.Whois情報公開代行サービスの設定が行われている
4.期限内に承認処理が行われなかった
特に気を付けなければならないのは、2のWhois情報公開代行サービスの設定が行われている
場合です。
こちらに該当していると移管の手続き自体はできるのですが、移管に失敗します。
お名前で承認コードの発行ならびに、Cloudflareで移管手続きと決済は行うことができるのですが、 移管に失敗して返金手続きが行われることになります。
Whois情報公開代行サービス設定をしている場合は解除する必要があります。
移管手順
今回はde-f.netを対象に移管する方法について説明します。
Whois情報公開代行サービス設定の解除
お名前ドットコムでde-f.netのWhois情報公開代行サービス設定の解除をします。
AuthCode(承認コード)の確認
ドメインの詳細画面からAuthCodeを確認します。
こちらは後ほどCloudflareで使用するので、クリップボードやメモ帳など安全なところに控えておきます。
ドメインの追加
Cloudflareにドメインを移管するにはCloudflareに事前に登録しておく必要があります。 ドメイン登録 > ドメインの管理 > 追加 ボタン > 既存のドメインで追加をしましょう。
ネームサーバーの変更
ドメインを追加したら、ネームサーバーをCloudflareに変更しましょう。 Cloudflareで発行されたネームサーバーをお名前ドットコムの管理画面のDNS設定から追加します。 この手順を踏まないとCloudflareのドメイン移管にde-f.netが出てきませんでした。
Cloudflareでドメインの移管手続き
ドメイン登録 > ドメインの移管からde-f.netのドメインの移管手続きをします。
この時にAuthCode(承認コード)の確認
で控えておいたAuthCodeを入力します。
連絡先情報などを入力し、クレジットカードもしくはPayPalで移管の決済をします。
決済の注意点
クレジットカードで決済したのですが、何度やっても決済に失敗してしまいました。 楽天カードを使用しているのですが、調べてみると楽天カードだと決済に失敗するようです。
Cloudflareは楽天カードでの決済失敗するんか。どうりで通らないわけだ。https://t.co/a7PnpcVcFf
— Y.HIRANO (@Y_Hirano) 2024年3月9日
楽天カード、やはりCloudflareの請求がめちゃくちゃ引っかかるっぽい。
— マッシュルーム (@mushroom080) 2024年8月3日
どうも初回決済通らなかったのは連絡して一時解除してもらったけど、自動更新請求来たのがトリガーになったのか一時ロックされて電話確認必須状態になってた
回避策としては他のクレジットカードを使用するか、PayPalを使用するかです。 私は住信SBIのデビットカードも試してみたのですが、こちらも失敗したのでPayPalにしてみたところ 決済に成功しました。
ただこちらも注意点があって、一度決済に失敗して同一手続き上でPayPalに変更しても決済に失敗したままでした。 Cloudflareの画面上でドメイン移管の手続きを再度やり直したところ、PayPalで決済に成功しました。 何回やっても決済に失敗する場合は、一度ブラウザを閉じてから再度やり直すとうまくいく可能性が上がります。
試してみてください。
承認の手続き
お名前ドットコムから重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡
という件名で
メールが届きます。
メール内のリンクからサイトで承認の手続きをします。
承認のボタンを押すだけなので、非常に簡単な手続きです。
移管の完了
お名前ドットコムの管理画面でドメイン移管状況の確認
で確認、
もしくはCloudflareのドメインの管理
でステータスがアクティブ
になれば
移管の完了です。
まとめ
お名前ドットコムからCloudflareにドメインを移管する方法について解説しました。 他のドメインレジストリにおいても同じ方法で移管できるはずです。
ドメインの移管作業をすることはあまりないと思うので、本記事が役に立てば幸いです。